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200mがもっと面白くなる!新方式「レーン・ドラフト」とは?世界トップ選手のレーン選びに注目

  • 執筆者の写真: 森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
    森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
  • 3 日前
  • 読了時間: 7分

2026年9月11日から13日にかけて、ハンガリー・ブダペストで開催される「World Athletics Ultimate Championship」。

この新しい世界大会で、200mに興味深い仕組みが導入されることになりました。

その名も、**「レーン・ドラフト」**です。

これまで陸上競技では、「選手がどのレーンを走るのか」は大会側のルールによって決められるのが一般的でした。

しかし今回の新大会では、200mの準決勝で、世界ランキングなどをもとに上位選手からレーンを選択していく方式が導入されます。

つまり、

「自分はこのレーンを走りたい」

と、選手自身が選択する場面が生まれるということです。

このルールによって200mは、レースが始まる前から楽しめる競技へと変わる可能性があります。

今回はMORIトレの視点から、レーンドラフトとはどんな仕組みなのか、そしてなぜ200mでは「どのレーンを走るか」が注目されるのかについて考えていきます。

レーンを選ぶことも勝負の一部になる

200mは、100mとは大きく違います。

100mはスタートからゴールまで一直線。

一方で200mは、前半をカーブで走り、そこからホームストレートへ入ります。

そのため、レーンによって見える景色やカーブの感覚が違います。

例えば、内側のレーン。

カーブがきついため、スピードが上がった状態で身体をうまくコントロールする必要があります。

外側のレーン。

カーブは比較的ゆるやかですが、自分より内側を走っているライバルの位置が見えにくく、自分のペースを作る能力が求められます。

つまり、単純に

「外側が絶対に有利」

「内側は不利」

とは言い切れません。

選手によって、走りやすいと感じる位置は違うからです。

だからこそ、自分でレーンを選べるとなれば、そこに戦略が生まれます。

世界トップ選手は何を基準にレーンを選ぶのか

レーン・ドラフトで特に注目したいのは、世界トップレベルの選手たちがどんな判断をするのかという点です。

例えば、

カーブを大きく走りたい選手。

周囲の選手を見ながら走りたい選手。

自分のペースに集中したい選手。

スタート直後から思い切って加速したい選手。

選手ごとに考え方は違うはずです。

もしランキング1位の選手が6レーンを選んだら、

「なぜ6レーンなのか?」

という疑問が生まれます。

続いてランキング2位の選手が違うレーンを選べば、

「この選手はこちらの方が走りやすいのか」

という新しい見方ができます。

これまで200mでは、レース中の走り方に注目することが中心でした。

今後は、

「スタート前のレーン選び」

も見どころの一つになりそうです。

200mではカーブの走り方が非常に重要

MORIトレでは、走り方を考える時に「まっすぐ速く走る」だけではなく、カーブや方向転換も大切だと考えています。

200mの前半はカーブです。

このカーブをスムーズに走れるかどうかは、その後の直線にも影響します。

カーブで力みすぎれば、直線に入った時に余裕がなくなります。

逆にカーブでスピードを落としすぎれば、直線で巻き返すのが難しくなります。

大切なのは、カーブの中でもリズムを崩さないことです。

そのためには、

腕振り

接地

骨盤の位置

重心移動

ピッチ

ストライド

などが関係してきます。

特に子どもたちは「カーブだから身体を大きく内側へ倒す」と考えがちです。

しかし身体だけを無理に傾けてしまうと、フォームが崩れ、足の着く位置も乱れやすくなります。

走るスピードに合わせて、身体全体が自然にカーブへ対応することが大切です。

足が速いだけではスポーツでは十分ではない

このレーンドラフトのニュースから、子どもたちに知ってほしいことがあります。

それは、

「足の速さにはいろいろな種類がある」

ということです。

50mを一直線に走る速さ。

短い距離を一気に加速する速さ。

カーブを走る速さ。

方向転換してから再加速する速さ。

相手を見ながら走る速さ。

すべて少しずつ違います。

特にサッカーでは、まっすぐ50mを全力疾走する場面はそれほど多くありません。

実際の試合では、

斜めに走る

相手を追う

急に方向を変える

止まる

また走る

という動きを何度も繰り返します。

野球でも、ベースランニングでは直線だけを走るわけではありません。

ラグビーやバスケットボールでも同じです。

だからMORIトレでは、「足を速くする」という言葉を、単純な50m走のタイムだけで考えないことを大切にしています。

子どもによって合う走り方は違う

レーンドラフトを見ていると、走る場所にも「好み」があることが分かります。

これは子どもの走り方にも似ています。

同じ年齢でも、

身長

脚の長さ

身体の柔らかさ

得意なテンポ

ストライド

筋力

バランス

は一人ひとり違います。

そのため、全員がまったく同じフォームで走る必要はありません。

大切なのは基本を知ったうえで、

「この子にとって自然に速く動ける方法は何か」

を探すことです。

MORIトレでも、一つの形に無理やり合わせることより、その子自身が持つ動きを大切にしながら指導していきます。

「正しいフォーム」だけを求めすぎない

走り方の指導では、

「腕は90度」

「膝を高く上げる」

「大きく地面を蹴る」

など、さまざまな言葉を聞くことがあります。

もちろん、フォームを考えることは大切です。

しかし、形だけを真似しても必ず速くなるとは限りません。

重要なのは、

身体のバランス

リズム

接地

重心の移動

力を入れるタイミング

です。

見た目がきれいなフォームでも、余計な力が入っていれば速く走れません。

逆に、一見個性的なフォームでも、その選手にとって効率が良ければ速く走ることができます。

世界トップ選手を見ても、全員がまったく同じ走り方をしているわけではありません。

レーンドラフトで選手ごとに好みのレーンが違うように、走り方にも個性があります。

レーン・ドラフトで陸上観戦の楽しみ方が変わる

今回の新方式によって、200mを見る時の楽しみ方は大きく広がりそうです。

今後はレースを見る前に、

「誰が最初にどのレーンを選ぶのか」

「人気のレーンはどこなのか」

「トップ選手は中央を選ぶのか、それとも外側を選ぶのか」

「レーン選択と結果に関係はあるのか」

といった点にも注目できます。

子どもたちと一緒に観戦する時も、

「この選手はなぜこのレーンを選んだと思う?」

と聞いてみると面白いかもしれません。

ただ見るだけではなく、

考えながらスポーツを見る。

これは運動能力を伸ばすうえでも大切なことです。

MORIトレが伝えたい「速さ」

MORIトレが考える速さは、単純にタイムだけではありません。

自分の身体をコントロールすること。

必要な方向へ素早く動けること。

バランスを崩さずに加速できること。

カーブでも方向転換でもスムーズに動けること。

そして、自分に合った身体の使い方を見つけること。

こうした能力が合わさって、本当の意味で「スポーツで使える速さ」につながっていきます。

レーン・ドラフトは、陸上競技の新しい演出ですが、

「どこを走るかによって走り方も変わる」

ということを考える良いきっかけになります。

2026年9月のUltimate Championshipでは、ぜひタイムや順位だけでなく、世界トップ選手がどのレーンを選ぶのかにも注目してみてください。

そこには、それぞれの選手の走りに対する考え方や、自分の能力を最大限発揮するための工夫が見えてくるかもしれません。

そして子どもたちも、

「自分はどんな走り方が得意なのか」

「どうすればもっと楽に速く走れるのか」

と考えるきっかけにしてみてください。

MORIトレでは、一人ひとりの身体の特徴を大切にしながら、スポーツで活かせる走り方を一緒に身につけていきます。



#レーン・ドラフト





















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