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全中男子110mHが歴史的激戦!櫻井楽都13秒26、森晴輝13秒29で中学記録が一気に更新

  • 執筆者の写真: 森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
    森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
  • 10 分前
  • 読了時間: 8分

全日本中学校陸上競技選手権大会、通称「全中」。

全国から中学生トップアスリートが集まるこの大舞台で、男子110mハードルに衝撃的な記録が誕生しました。

優勝した櫻井楽都選手がマークしたのは、

13秒26(+0.9)

中学新記録、そして大会新記録です。

さらに2位の森晴輝選手も、

13秒29

という驚異的なタイムを記録。

1位と2位がそろって13秒20台に突入するという、中学ハードル界にとって歴史的な決勝となりました。

今回のレースは、単に「新記録が出た」というだけではありません。

大会を通して記録が次々と更新され、最後には中学生として初めて13秒30の壁が破られるという、まさに記録ラッシュの大会でした。


予選からすでに異次元の速さ

櫻井楽都選手は予選で13秒41を記録。

このタイムだけでも非常に高いレベルです。

全国大会では、決勝に進むことだけでも簡単ではありません。

特に110mハードルは、スタートから第1ハードルまでの入り、ハードル間のリズム、着地後の切り替え、後半のスピード維持など、少しのミスが大きなロスにつながる競技です。

それだけに予選から13秒41という数字を出した櫻井選手の走りは、決勝でさらに記録が伸びる可能性を感じさせるものでした。

しかし、今大会はここからさらにすごい展開になります。


森晴輝が13秒33!記録更新の連鎖

櫻井選手の好記録だけでも十分に注目される大会でした。

ところが、その後に森晴輝選手が13秒33をマーク。

中学記録をさらに更新しました。

全国トップレベルの選手同士が同じ大会で競い合い、ひとりが記録を出すと、別の選手がそれを超えていく。

この流れこそ、陸上競技の面白さです。

タイム競技では「誰かができた」という事実が、他の選手の心理にも大きく影響することがあります。

今まで高い壁に見えていた記録が、突然「届くかもしれない数字」に変わる。

今回の全中男子110mハードルは、まさに選手同士がお互いを引き上げ合うような大会になりました。


決勝で櫻井楽都が13秒26

そして迎えた決勝。

櫻井楽都選手が、さらにタイムを伸ばします。

13秒26(+0.9)

これは中学新記録、そして大会新記録。

さらに大きなポイントは、中学生として初めて13秒30を突破したことです。

13秒29でもありません。

13秒28でもありません。

一気に13秒26まで記録を押し上げました。

短距離やハードルでは、0.01秒を縮めることすら簡単ではありません。

スタートの反応。

第1ハードルへの入り。

踏み切る位置。

空中姿勢。

着地。

3歩のインターバル。

次のハードルへのリズム。

ゴールまでの加速。

すべてがうまくかみ合って初めて、大きな記録が生まれます。

13秒26という数字は、櫻井選手のスプリント能力とハードリング技術の高さを象徴する記録と言えるでしょう。


2位でも中学新級、森晴輝13秒29

さらに驚くべきなのが、2位の森晴輝選手です。

森選手も13秒29をマーク。

これまでなら中学記録になるようなタイムです。

しかも1位の13秒26との差は、わずか0.03秒。

ほとんど同時にゴールへ飛び込むような大接戦だったことがわかります。

陸上競技では、優勝者だけが注目されがちですが、今回に関しては2位の森選手の走りも歴史的です。

13秒29というタイムを出しても優勝できない。

それほど今回の全中男子110mハードルのレベルは高かったということです。


ハードル競技は「跳ぶ競技」ではない?

110mハードルという競技を初めて見る人は、

「どれだけ高く跳べるか」

が重要だと思うかもしれません。

しかし、実際には「跳びすぎない」ことが大切です。

高く跳べば、その分だけ空中にいる時間が長くなります。

そうなると前へ進むスピードが失われます。

トップレベルのハードル選手は、必要以上に上へ跳びません。

できるだけ前方向へのスピードを維持しながら、ハードルを素早く通過していきます。

見方を変えると、

「ハードルを跳んでいる」

というより、

「スプリントの流れの中でハードルを通過している」

という表現のほうが近いかもしれません。

今回の13秒26、13秒29という高速タイムも、こうした走る力とハードリング技術が高いレベルで融合して生まれたものだと考えられます。


110mHはリズムが崩れると一気にタイムが落ちる

110mハードルの難しさは、スピードだけではありません。

重要なのがリズムです。

ハードル間は一定の歩数で走るため、一度リズムが崩れると、その後すべてのハードルに影響が出ることがあります。

少し着地がずれる。

少し身体が流れる。

少し踏み切り位置が合わない。

その小さなズレが次のハードル、その次のハードルへと連鎖してしまうことがあります。

だからこそ、速いスピードを出しながら正確な動きを続ける能力が必要です。

全国大会の決勝という大きなプレッシャーの中で13秒20台を出した2人の集中力も、非常に高かったのではないでしょうか。


「13秒30」という壁が消えた意味

今回、櫻井楽都選手が13秒26を記録したことによって、中学男子110mハードルの世界は新しい段階へ進みました。

一度誰かが記録の壁を突破すると、次の選手たちの意識も変わります。

これまでは、

「13秒30を切るなんて難しい」

と思われていたかもしれません。

しかし、実際に13秒26が出た。

そして森選手も13秒29を出した。

そうなると次の世代の中学生にとって13秒20台は、夢の数字ではなく「目標にできる数字」になります。

これが記録更新の面白いところです。

ひとりの選手が常識を変える。

すると、その記録を目標にする選手が増える。

そして数年後には、さらにすごいタイムが生まれる。

もしかすると近い将来、

13秒1台

さらには、

12秒台

という新しい世界が見えてくる可能性もあります。


中学生の競技レベルはどこまで上がるのか

近年は、中学生の競技レベルそのものが非常に高くなっています。

動画を使ったフォーム確認。

専門的なスプリント指導。

ハードル技術の分析。

トレーニング環境。

競技情報の共有。

以前よりも選手が高度な情報に触れやすくなっています。

その一方で、中学生は身体が成長する大切な時期でもあります。

記録だけを追いすぎるのではなく、ケガを防ぎながら長く競技を続けることも重要です。

今回のような歴史的記録を出した選手たちも、これから高校生、大学生へと成長していきます。

中学生の時点ですでにこれほどの能力を持つ選手が、今後どのように伸びていくのか。

そこも大きな注目ポイントでしょう。


ライバルの存在が限界を押し上げた?

今回の大会で印象的なのは、櫻井選手と森選手が互いに高いタイムを出していることです。

記録競技では、強いライバルの存在が大きな力になります。

隣のレーンに速い選手がいる。

前を走る選手がいる。

絶対に負けたくない相手がいる。

すると、普段の練習では出せないようなスピードが引き出されることがあります。

櫻井選手が13秒41。

森選手が13秒33。

そして決勝で櫻井選手が13秒26。

森選手も13秒29。

記録だけを見ると、まるでお互いが記録を押し上げ合ったような大会でした。

こうしたライバル関係は、これからの競技人生でも大きな財産になるかもしれません。


MORI DOGが注目するのは「これから」

全中で中学新を出すことは、本当に大きな快挙です。

しかし、陸上競技人生という意味ではまだスタート地点でもあります。

高校ではハードルの条件も変わり、身体の成長によって走り方も変化していきます。

高校インターハイ。

U20の大会。

日本選手権。

そしてその先には世界大会があります。

もちろん、中学時代の記録だけで将来が決まるわけではありません。

それでも、中学生の段階で13秒20台をマークできる能力があることは、今後を期待せずにはいられません。

櫻井楽都選手。

そして森晴輝選手。

2人がこれからどのような成長を見せてくれるのか、注目したいところです。


まとめ|全中男子110mHで歴史が動いた

今回の全中男子110mハードルは、まさに記録ずくめの大会となりました。

櫻井楽都選手が予選で13秒41。

森晴輝選手が13秒33。

そして決勝。

櫻井選手が、

13秒26(+0.9)で中学新・大会新。

森選手も、

13秒29。

ついに「13秒30」の壁が破られました。

しかも、1人だけではありません。

2人がそろって13秒20台。

これは、日本の中学ハードル界にとって大きな出来事です。

数年後、今回の13秒26という数字を目標にしてきた次世代の選手が、さらに新しい記録を作るかもしれません。

「中学生でどこまで速くなれるのか?」

その答えがまた一つ更新された全中男子110mハードル。

櫻井楽都選手と森晴輝選手。

今後の2人の成長からも目が離せません。

MORI DOGもこれからの陸上界を引き続きレポートしていきます!


























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