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「足を速くしたいなら“睡眠”が最強の近道!?スプリンターも実践する科学的トレーニング術」

  • 執筆者の写真: 森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
    森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

「もっと足を速くしたい」「子どもの運動会で活躍したい」「スポーツでスピードを上げたい」――そう思ったとき、多くの人がまずトレーニング方法を調べます。でも実は、スピード強化の土台になるのは “睡眠”の質 です。


意外かもしれませんが、短距離選手やサッカー選手など、スピードが武器になるアスリートほど、睡眠を徹底的に管理しています。なぜなら、筋力・神経・反応速度の向上は、睡眠中に最も進むからです。この記事では、足を速くしたい人が絶対に知っておくべき睡眠との関係を、科学的な視点と実用的な方法で解説します。


■ 足が速くなる“仕組み”は睡眠中に作られる


足が速くなるには、主に3つの力が必要です。

1. 筋力(地面を強く蹴る力)

2. 瞬発力(短時間で力を発揮する能力)

3. 神経系(脳から筋肉への指令の速さ)


実はこれらの力の“回復”と“成長”は、睡眠中に集中して起こります。


特に深い睡眠(ノンレム睡眠)の時に多く分泌される 成長ホルモン は、筋肉の修復・疲労回復を促進し、次のトレーニングでより大きな力を発揮できるようにします。また、レム睡眠では神経系の整理が行われ、動きの精度や反応の速さにも影響します。


つまり、

「よく眠る → 筋力と神経が強くなる → スピードが出る」

というサイクルが生まれるわけです。


■ 睡眠不足はスピードを大幅に落とす


「寝不足でも動けるから大丈夫」と思っていませんか?

実際は、睡眠不足が続くと…

• 地面を蹴る力が弱くなる

• スタートの反応が遅れる

• ピッチ(回転数)が落ちる

• 疲れが抜けずフォームが崩れる


といった状態になり、スピードは確実に低下します。


特に短距離では 0.1秒の差が結果を左右 します。毎日5〜6時間睡眠が続くと、体は慢性的な疲労状態になり、どれだけ練習しても成果が伸びにくくなります。


■ 足を速くしたい人がとるべき睡眠の基本


では、足を速くするためにはどんな睡眠習慣が必要なのでしょうか?

以下はスポーツ科学でも推奨されている最重要ポイントです。


① 毎日7〜9時間の睡眠を確保する


大人も子どもも、スピード向上には最低7時間が基準。成長期の子どもは8〜10時間が理想です。


② 寝る90分前に身体をクールダウン


軽いストレッチやぬるめの入浴は寝つきがよくなり、深い睡眠が増えます。


③ 朝の光を浴びて体内リズムをリセット


朝の光を浴びると眠りのリズムが整い、夜に自然と眠りやすくなります。習慣化するとトレーニングの質も安定します。


④ 寝る前のスマホを30分やめる


スマホの光は脳を覚醒させ、睡眠の質を大きく下げます。読書や音楽に切り替えるだけで深い睡眠が増えます。


⑤ 寝る2〜3時間前に炭水化物を少し取るのも効果的


エネルギーが満ちることで筋肉の回復が促され、翌日のスピード練習がより質の高いものになります。


■ 質の高い睡眠は“最強のトレーニング”になる


多くの人は、「走る練習を増やせば速くなる」と思いがちです。しかし、トップ選手ほど「いかに寝るか」を重視しています。眠らずに練習を増やしても、筋肉も神経も強くなりません。


逆に、睡眠を改善しただけでタイムが伸びた例は非常に多くあります。


足を速くしたいなら、最も手軽で即効性がある方法が

「よく眠ること」 なのです。


今日から睡眠を整えて、効率的にスピードアップを目指しましょう!




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