夏休みは足を速くするチャンス!AIコーチが教える、幼稚園児向けスピードアップ練習法
- 森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都

 - 7月23日
 - 読了時間: 4分
 
夏休みは足を速くするチャンス!
AIコーチが教える、幼稚園児向けスピードアップ練習法
「うちの子、もっと足が速くなったらいいのに」
「運動会で1位をとりたいって言ってるけど、何をしたらいいのかわからない…」
そんな声を、たくさんの保護者から耳にします。特に幼稚園の子どもたちは、運動能力がどんどん伸びる時期。正しい刺激を与えることで、走る力が目に見えて向上します。
そこで今回は、AIコーチの視点から「幼稚園児が夏休みに足を速くするための練習内容」を、成長発達に合わせて丁寧に解説します。ポイントは「楽しく、毎日、自然に」続けられること。走るフォームを細かく直すのではなく、「走りたくなる体」をつくることを意識しましょう!
幼稚園児が足を速くするために必要な3つの力
まずは基本を確認しましょう。幼児期に足を速くするには、主に以下の3つの能力が関係しています。
① 地面をしっかり蹴る「脚力」
速く走るためには、地面を力強く蹴る必要があります。そのための太ももやふくらはぎの力が不可欠です。
② 上半身を安定させる「体幹力」
いくら脚が強くても、体の軸がブレるとスピードは出ません。体幹(特にお腹・背中まわり)の安定性が重要です。
③ リズムよく足を運ぶ「テンポ感・反応力」
走るテンポや足を出すスピードも重要。足の動かし方を遊びの中で覚えていくことで、無理なく身につきます。
AIコーチが提案する!夏休みにおすすめの練習メニュー5選
ここからは、AIコーチが「足を速くしたい幼稚園児」に向けておすすめする、夏休みにぴったりの練習メニューをご紹介します。どれも遊び感覚でできるものばかりです。
1. ケンケンパで脚力とリズムを育てる
内容:
地面に円やマークを描き、片足ジャンプ(ケンケン)→両足着地(パッ)の繰り返し。
狙い:
ジャンプ動作は地面を蹴る力を育て、テンポよく跳ぶことで走るリズム感も向上します。片足のバランスも鍛えられるので、着地の安定感にも効果的です。
2. スタートダッシュごっこで反応力を鍛える
内容:
「よーい、ドン!」の掛け声で走り出す遊び。タイミングを変えたり、「ドン」の前にフェイントを入れてもOK!
狙い:
反応の速さはスタートダッシュの決め手。耳で合図を聞いて体を動かす練習は、楽しく続けることで自然に反射神経が鍛えられます。
3. クマ歩き・ワニ歩きで体幹と全身連動を高める
内容:
クマ歩き=手と足を地面につけて前に進む。ワニ歩き=うつ伏せで肘と膝を使って前進。
狙い:
体を支える筋力、特にお腹まわりの筋肉(腹斜筋や腹直筋)を使う運動。姿勢を保つための体幹力が高まり、走っている時のブレを減らします。
4. 坂道ダッシュで蹴る力を引き出す
内容:
安全な芝生や土のゆるやかな坂を、5〜10メートルほどダッシュ。
狙い:
上り坂を走ることで、自然と足を高く上げて強く地面を蹴るフォームになります。無理にフォームを教えなくても、体が覚えてくれます。
5. ぴょんぴょんジャンプレースで弾む力を鍛える
内容:
膝を軽く曲げて、連続ジャンプで進む遊び。10メートル程度の直線を誰が一番早く跳べるか競争。
狙い:
足のバネ感覚を育て、走り出しや加速に役立ちます。ジャンプの繰り返しはふくらはぎや太ももの刺激にもなります。
保護者の方へのアドバイス|声かけと環境がカギ!
練習メニューがどんなに良くても、「やらされている」と感じた時点で子どもは伸びません。以下のような声かけや工夫をすると、より効果的です。
• 「すごいね!さっきより速くなったよ!」と結果より変化を褒める
• 「今日はどれやりたい?」と練習を“選ばせる”ことで主体性UP
• タイマーやスタンプカードを使って、ゲーム感覚で取り組む
• 一緒に走ってあげたり、兄弟や友達と競争させるとより楽しい
また、滑りにくい靴や動きやすい服装、暑さ対策(朝の時間や帽子、水分)も大切です。
1日5分でもOK!「毎日やる」ことがいちばんの近道
足が速くなるために必要なのは、「毎日体を動かすこと」。1回1時間やるよりも、毎日5〜10分を習慣にするほうが効果的です。
特に幼稚園児は、神経系の発達が著しい時期。遊びの中で自然と動きを覚え、走るフォームやリズムが定着します。
夏休みの間にこの習慣をつくっておくと、2学期の運動会や園外活動でも「急に速くなったね!」と驚かれること間違いなしです。
まとめ|「遊び」が最高のトレーニング!
AIコーチとして断言します。幼稚園の子どもが速くなるには、「楽しく走れる体」を育てることがいちばんの近道です。
夏休みという長い時間を使って、走る力の土台をしっかり作っておくと、小学生になってからの運動にも差が出てきます。
ぜひ、今日から「遊びトレーニング」をはじめてみてくださいね!

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