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足が速い人ほど、気持ちは楽に楽しんでいる説|本当に速い人の“心の余裕”とは?

  • 執筆者の写真: 森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
    森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
  • 6月21日
  • 読了時間: 4分

足が速い人ほど、気持ちは楽に楽しんでいる説|本当に速い人の“心の余裕”とは?


「足が速い人って、なんだか楽しそうに走っている」

「勝っても負けても、どこか余裕がある」

「全力を出しているのに、顔つきがラクそうに見える」


こんなふうに思ったことはありませんか?実は、足が速い人ほど「気持ちが楽」で「走ることを楽しんでいる」という説には、意外と深い理由があります。


本記事では、心理面と身体面の両方から「足が速い人ほど楽しそうに走っている理由」を掘り下げてご紹介します。


1. 速い人ほど“焦らない”


足が速い人は、「勝たなきゃ」「速く走らなきゃ」というプレッシャーからある程度解放されています。なぜなら、すでに「自分は速い」という自己認識があるため、必要以上に力むことなく、自然体で走ることができるのです。


焦りや不安があると、人は無意識に呼吸が浅くなり、筋肉も緊張してしまいます。これは短距離走においては致命的です。スタートでの反応が鈍くなったり、走っている最中に力みが出たりして、結果的にスピードが落ちてしまいます。


反対に、速い人は「自分の走りを信じている」ので、スタートラインでも心に余裕があり、結果的に反応も速く、スムーズな加速ができるのです。


2. 速い人ほど“失敗を恐れない”


足が速い人の多くは、「失敗してもまたチャレンジできる」という感覚を持っています。これは、過去に何度も成功体験を積んでいるからこそ得られる心の安定です。


例えば、100m走でスタートに失敗しても、「そのうち取り戻せばいい」とポジティブに切り替えられる人は強いです。逆に「やばい、遅れた!」と思った瞬間から体がガチガチになり、フォームが崩れ、さらに遅れてしまうという悪循環に陥ることもあります。


つまり、楽しんで走ることができる人=気持ちの切り替えが早く、結果的にタイムも良くなる傾向があるのです。


3. “楽しむ”ことでリズムが整う


足の速さは、筋力や体の使い方だけで決まるわけではありません。実は「リズム感」も重要です。


人は楽しいと感じているとき、体が自然とリズミカルに動きます。これは音楽に合わせて体が勝手に揺れるのと似ています。速い人はこの「リズムで走る感覚」がうまく使えており、無駄な動きがなく、スムーズに地面から力をもらいながら走れています。


逆に「速く走らなきゃ」と思いすぎると、リズムが崩れ、ピッチ(歩数)もストライド(歩幅)もバラバラになります。結果として効率が悪くなり、スピードも落ちてしまうのです。


4. 楽に走れるフォームを知っている


足が速い人ほど「楽に走れるフォーム」を感覚でつかんでいます。これは練習の中で自然と身につけているものでもあり、「しんどくないのに速い」状態を体で知っているとも言えます。


このようなフォームが身についている人は、身体の負担が少ないため、精神的にも余裕が出てきます。


例えば、体を前傾させすぎていないか、無駄な腕振りをしていないか、足が流れていないかなど、自分の走りを観察し、微調整できる能力が高いのも特徴です。


5. “楽しむ”ことで成長のサイクルが生まれる


「走ることが楽しい」と思っている人は、練習の質も自然と高くなります。楽しんでいるから続けられるし、工夫もするし、成長も早くなるのです。


このように、

• 楽しいから練習をする

• 練習するから速くなる

• 速くなるからさらに楽しくなる


という好循環が生まれやすく、精神的にも肉体的にもポジティブな影響が広がっていきます。


一方、「走るのがしんどい」「勝たなきゃ」という義務感ばかりが先に立ってしまうと、練習もつらく感じ、成長のスピードが落ちてしまいます。


6. 子どもにも当てはまる“楽しむ才能”


特に子どもたちにおいては、「楽しむこと」が運動能力を伸ばす大きな鍵になります。速く走れる子どもたちを見ていると、笑顔で走っていたり、競争をゲームのように楽しんでいたりするケースが多いです。


一方で、タイムや順位ばかりを気にしてしまう子は、フォームが固くなったり、失敗を恐れて走りにくくなってしまうこともあります。


だからこそ、「楽しんで走る」ことをまず教えてあげるのが、最初の一歩になるのです。


結論:速く走りたいなら「気持ちを軽くする」ことから始めよう


「もっと速くなりたい」「1位を取りたい」という気持ちはとても大切です。しかし、それがプレッシャーになってしまうと逆効果になることもあります。


足が速い人ほど、「気持ちが楽」で「走ることを楽しんでいる」のは、こうした心理面と身体面の余裕が相まって生まれているのです。


あなたがもし、「タイムが伸びない」「本番に弱い」と感じているなら、いったん思い切って「今日は楽しむだけでいい」と考えて走ってみてください。フォームやリズム、呼吸のしやすさが驚くほど改善するかもしれません。


足を速くする秘訣は、意外にも“心の軽さ”にあるのかもしれません。


「楽しんで走る」ことは、決しておまけではなく、最大の武器です。今日からぜひ、笑顔で走る一歩を踏み出してみてください。


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