top of page

健康的な体になるには、膝を曲げること?|その理由と身体への影響とは

健康的な体になるには、膝を曲げること?|その理由と身体への影響とは


「健康的な体を作りたい!」

「筋力をつけたい!」

「姿勢をよくしたい!」

そんな願いを持つ人に、意外と見落とされている体の使い方があります。それが「膝を曲げる」という動作です。


一見、単純に聞こえるこの“膝を曲げる”という動き。実は、日常生活やスポーツにおいて非常に重要な役割を果たしており、体全体のバランスや筋肉の使い方に大きな影響を与えているのです。


ではなぜ「膝を曲げること」が健康にとって大切なのでしょうか?

このブログでは、その理由と効果について詳しく解説します。


1. 膝を曲げる動きとは?


まず、「膝を曲げる」とは、太ももとすねの間の関節である“膝関節”を屈曲させる動きのことを指します。


たとえばこんな動作が該当します:

• 椅子に座る

• 階段を降りる

• しゃがむ

• ジャンプする

• スクワット


私たちは無意識のうちにこの「膝を曲げる動作」を日常で繰り返しています。しかし、意識して膝を使っていない人や、膝を正しく曲げられていない人は意外と多いのです。


2. 健康的な体になるために膝を曲げる理由


理由①:下半身の筋肉がしっかり使える


膝をしっかり曲げる動作は、太もも(大腿四頭筋・ハムストリングス)やお尻(大臀筋)などの大きな筋肉を使うことになります。これらの筋肉は、基礎代謝を高め、体温を上げるのに重要な役割を果たしています。


特に現代人はデスクワークや座り姿勢が多く、下半身の筋力が低下しがち。膝を曲げて動くことが少なくなると、足腰が弱くなり、転倒リスクや膝痛・腰痛の原因にもなりかねません。


理由②:正しい姿勢・体幹の安定に直結する


膝をうまく曲げられない人の多くは、腰を反らせたり、背中を丸めたりと、無理な姿勢で動こうとします。これは身体の重心がうまく取れておらず、体幹が不安定な証拠です。


一方で、膝をしっかりと曲げて動ける人は、体幹をうまく使ってバランスをとることができ、姿勢が美しく、日常の所作も軽やかです。


スクワットのような膝を曲げる運動は、単に筋トレではなく、「正しい姿勢を取り戻す動作」として非常に効果的なのです。


理由③:関節の可動域が広がり、怪我予防にもなる


膝を曲げることによって、足首・股関節など他の関節の可動域も連動して使われます。柔軟な関節は動作の幅を広げ、運動時のケガのリスクを下げてくれます。


逆に、膝をあまり曲げない生活を続けていると、関節周りの筋肉が硬くなり、いざ運動をしようとしたときに、膝や腰に負担がかかりやすくなってしまいます。


3. 膝を曲げる=しゃがむことができるか?


日本では昔から「しゃがむ文化」があります。畳での生活、和式トイレ、地べたでの食事など、自然としゃがむ機会が多かったのですが、現代の生活ではその機会が減り、膝を深く曲げる動作を日常で行わない人が増えています。


実はこの「しゃがめるかどうか」も、健康のバロメーターの1つ。

• 足首の硬さ

• 股関節の柔軟性

• 腰や膝の安定性


これらがすべて備わっていないと、きれいにしゃがむことはできません。逆に、自然にしゃがめる人は、下半身の機能がしっかり働いているといえるのです。


4. 子どもから大人まで意識したい「膝を使う」生活


膝を曲げる習慣は、子どもの発育や運動能力の向上にも直結しています。


例えば:

• ケンケンやジャンプの動作

• 縄跳び

• サッカーやかけっこ


すべて膝の屈伸を伴います。膝を上手に使えない子どもは、動きがぎこちなく、バランスも崩れがちです。早いうちから正しい膝の使い方を身につけることで、怪我しにくく、運動が楽しくなる体づくりができます。


もちろん、大人も遅くはありません。むしろ、運動不足を感じているなら、まず「膝をしっかり使って動く」ことを意識してみましょう。


5. 家でできる!膝を使った簡単トレーニング


最後に、今日から始められる「膝を曲げる」ための簡単なエクササイズを1つご紹介します。


▶ スロースクワット(1日5回でもOK)


やり方:

1. 足を肩幅に開いて立つ。

2. 両手を胸の前で組むか、前に伸ばす。

3. 息を吸いながらゆっくり膝を曲げて、太ももが床と平行になるくらいまでしゃがむ。

4. 息を吐きながらゆっくり元に戻る。

5. これを5回ゆっくり丁寧に繰り返す。


膝が内側に入らないように気をつけながら、太ももとお尻を意識して行いましょう。


まとめ:膝を曲げる=体の根本を整える動き


「健康的な体になりたい」と思ったとき、食事やダイエット法に目が行きがちですが、実は日常動作の見直しこそが、最も基本的で効果的な方法です。


そしてその鍵が「膝をしっかり曲げて動くこと」。

• 筋肉がしっかり使える

• 姿勢やバランスが整う

• 関節の可動域が広がる

• 子どもの運動能力向上にもつながる


これらすべてのメリットが、たった1つの動き「膝を曲げる」ことで得られます。


まずは、今日の生活の中で「しゃがむ」「スクワットする」「膝を使って歩く」ことを少し意識してみてください。


健康的な体は、地道な動きの積み重ねからつくられます。

ぜひ「膝を曲げる」ことから、あなたの健康づくりをスタートしてみましょう。



最新記事

すべて表示
小学生で1年間で平均どのくらい速くなる?速くなる「人何人分」を徹底解説!

小学生で1年間で平均どのくらい速くなる?速くなる「人何人分」を徹底解説! 「うちの子、1年でどれくらい速くなるんだろう?」 「練習すれば、運動会で1位になれるのかな?」 足の速さは、子どもの成長を感じられるわかりやすい指標のひとつです。そして保護者の方の多くが気になるのが、...

 
 
 
資本主義社会がつくる健康と運動の構造|医者と製薬会社、指導者とメーカーの関係を考える

資本主義社会がつくる健康と運動の構造|医者と製薬会社、指導者とメーカーの関係を考える 私たちの健康やスポーツに関わる世界には、常に「お金」と「仕組み」が存在しています。 例えば、病気になると私たちは病院に行きます。そこで処方される薬は、製薬会社によって開発・販売されています...

 
 
 

Comments


© 2023 by Nicola Rider.
Proudly created with Wix.com

 

bottom of page