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【完全ガイド】不登校の子が“自信”を取り戻すまでに親ができる7つのステップ

  • 執筆者の写真: 森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
    森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
  • 2 時間前
  • 読了時間: 4分

不登校が始まると、親は「どう支えればいいのかわからない」という不安に包まれます。

しかし、実際に支援現場では、親の関わり方が変わることで、子どもが少しずつ前向きになる例が数多くあります。


この記事では、心理カウンセラー・学校支援現場で使われている方法の中から、

家庭でそのまま使える “自信回復の7ステップ” をわかりやすくまとめました。


学校に戻れるかどうかは「結果」。

それよりも 子どもが自分を肯定できるようになるプロセス が何より大切です。


◆1.最初の1週間は「休む期間」と割り切る


不登校初期の子どもは、心が大きく疲れている状態です。

親が焦れば焦るほど、子どもは「また頑張らないといけないのか」と感じてしまいます。


最初の1週間は、

「休んでいい。何もしなくていいよ」

と伝えるだけで、子どもの緊張が大きくほどけていきます。


この“休息の許可”は、回復の土台になります。


◆2.子どもの言葉を“そのまま受け止める”


不登校の子は、自分自身を責めていることが多いです。

• 「行けない自分が嫌だ」

• 「みんなに迷惑をかけている」

• 「何もしたくない」


このような言葉を聞くと、つい励ましたくなってしまいますが、

まず大切なのは、否定もアドバイスもせず 「そう感じているんだね」と受け止めること。


この受容があることで、子どもは少しずつ安心を取り戻していきます。


◆3.小さな行動を“できたね”と認め続ける


不登校中の子どもは、自己肯定感が大きく下がっています。


だからこそ、親は 「できたこと探し」 を意識することが重要です。

• 朝起きられた

• 食事を一緒に食べた

• 少し外に出られた

• ゲームで楽しめた


これらすべてが“エネルギーが戻ってきている証拠”。

小さな行動に光を当てることで、子どもは自分を認められるようになります。


◆4.生活リズムは“できるところから”でOK


昼夜逆転、食欲の低下、ダラダラしてしまう時間…。

これは回復の途中でよくある姿です。


無理に整えようとしなくても大丈夫。

まずは 「一つだけ」 小さく整えるところから始めます。

• 朝、ごはんだけ一緒に食べる

• 起きる時間を15分だけ早める

• 夜更かしを30分短くする


小さな積み重ねが、後の大きな変化につながります。


◆5.「好きなこと」は回復のエネルギー源になる


不登校の期間に子どもがもっとも力を発揮しやすいのが 好きなこと・興味のあること。


たとえば、

• 絵・創作

• ゲーム・動画

• 音楽

• スポーツ

• 読書

• 動物や自然


これらは決して“逃げ”ではありません。


好きなことに集中できるということは、

子どもの心に余裕が戻り始めているサイン なのです。


親は「また夢中になれてるね!」と認めればOK。

自己肯定感の回復がぐっと早まります。


◆6.外の世界との“ゆるやかなつながり”を確保する


家にずっといると、親も子も不安が大きくなってきます。


しかし、いきなり学校復帰を目指す必要はありません。

ハードルの低いつながりからで大丈夫です。

• 散歩に出る

• 図書館に寄る

• 気分が良ければコンビニに行く

• 親戚や信頼できる大人と少し話す

• オンラインで誰かとつながる


「外に出られた」「人と話せた」という経験は、

子どもの“社会へ戻る自信”につながります。


◆7.学校は“戻る場所”ではなく“選択肢のひとつ”と考える


現代は、不登校が増えている分、学びの選択肢も増えました。

• オンライン学習

• フリースクール

• 通信制高校

• 適応指導教室

• ホームスクーリング


学校に戻るかどうかは「正解」ではなく「選択肢」。

親がその考え方を持つだけで、子どもは大きな安心を得ます。


最終的にどんな道を選んでも、子どもは成長する力を持っています。


◆まとめ


不登校の子が自信を取り戻す7つのステップ

1. 最初の1週間は「休む期間」と割り切る

2. 子どもの言葉をそのまま受け止める

3. 小さな行動を認めて自己肯定感を育てる

4. 生活リズムは小さく整える

5. 好きなことは回復のエネルギーになる

6. ゆるい外とのつながりを作る

7. 学校は“選択肢のひとつ”と考える


子どもは必ず回復する力を持っています。

親の安心が、子どもの安心につながります。


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