
森 雅昭(かけっこ走り方教室/体操教室枚方市/大阪/京都
5時間
「前頭葉疲労」が子どもを蝕む?今どきキッズの“脳オーバーヒート”を防ぐ3つの処方箋
スマホ、タブレット、オンライン授業、塾通い…子どもたちの日常は情報とスケジュールでぎっしりです。しかし、そんな環境の中で“脳の司令塔”ともいえる前頭葉(思考・判断・感情コントロールを担う部位)が、疲れすぎて動きづらくなっているという研究が出てきています。今回は、なぜ子どもたちは「脳が疲れている」のか、何が前頭葉を疲弊させているのか、その対策までを分かりやすく解説します。 なぜ「前頭葉」が疲れるのか? 前頭葉は、集中・我慢・切り替え・判断など高度な機能を担っています。研究によれば、認知的な負荷(=考え続ける・切り替える・我慢する)を長時間受けると、前頭葉に過剰な活動が発生し、効率が落ちてしまうという報告があります。 また、小中学生では「疲労状態」になるほど、前頭葉まわりの脳活動が広く・強くなり、エネルギー効率が悪くなるというデータも。 つまり、子どもたちが「集中できない」「すぐイライラする」「切り替えが苦手」などを見せる時、その裏には“前頭葉の疲れ”が隠れていることが多いのです。 子どもたちの前頭葉を疲れさせる3つの要因 ① 長時間画面・強い刺激
